この里山は今から60年前までは、秋の収穫がすむと村人が冬に使う薪や炭などにする雑木を子ども達も連れて我も我もと、落ち葉までかき集めてたくさん持ち帰りました。また、マツタケが群れて出たためマツタケ山を楽しんだようで時々落ち葉の中から一升瓶が出てきます。そんなことで当時はこの里山はたくさんの人でにぎわい、山はきれいに落ち葉までも見事に人の手によって整備されていました。
 燃料革命により、今ではすっかり荒廃した里山をもう一度昔の山に復元しようと、自然の中で働くことが大好きな仲間が集まって活動しています。そして、復元できた里山で子ども達が里山体験したり、会員が畑つくりや炭焼きや椎茸栽培などをして里山を利活用することにより地域の環境保全に役立ています。また、子どもの頃、野山を駆け回って遊んだ楽しさを知っている会員たちが、子ども達に里山体験を満喫してもらい自然を大切にできる人になってくれるように願っています。

里山元気会の発足の目的

活動開始時期        2003年9月

 団体設立日        2004年4月3日
 
 NPO法人認証日     2004年7月7日
                
( NPOの目的 )    この地域に存する荒廃した里山に対して、その復元や利活用および

              里山資源を活用し啓発交流事業を行い、地域の環境保全に寄与する。
 事務所          滋賀県甲賀市水口町松尾362-22

 活動場所         滋賀県甲賀市水口町松尾松の本の里山 

 

   代表           藤井 忠夫

 会員           個人会員 40名  賛助会員 10団体

 連絡先          ℡ 0748-62-8443  or  090-6206-1515

 

  活動場所である里山は、原生の赤松と雑木林と圃場事業がまったくしていない田んぼです。面積は約2、5haあり真ん中に何枚かの棚田が下のほうに細長く伸びていました。その棚田を三方から囲むように山が広がっています。10年間里山復元保全活動を続けた結果、予定していた復元はほぼ終了しました。後は里山体験参加者に落ち葉かきなどを手伝ってもらいながら保全活動を続け、美しく整備され自然豊かな里山を守っています。