間伐や枯れ木の伐採、下草刈りや落ち葉かきなどの里山復元保全活動を続けた結果、山肌に木漏れ日が差し込み、自然豊かな里山になりました。四季折々いろんな花が咲き、木々には実をつけます。
湿地帯では2月にたくさん卵を産んだアカガエルのオタマジャクシでしょうか、すごい速さで泳ぎ回り、小さなメダカも泳いでいます。ウグイスのさえずりも上達しのどかに優しく聞こえてきます。茂みから突然バタバタとキジが跳び出しきれいな羽を光らせながら悠々と歩いています。時々コジュケイの忙しげな騒々しい鳴き声もします。
湿地帯の東斜面にミツバツツジが色鮮やかに咲き始めます。その下には会員が植えた小さなミツバツツジが 蕾をつけています。
遊歩道の左右の日当たりの良い所に群生しています。特にロープウェーの下はスミレの群生地です。
いろんな色のスミレが咲きます。
コシアブラの特徴は写真のように細い枝の先
から数本の茎が伸び5枚の葉っぱを広げること
です。非常に良く似た木がありますが、葉の数
で見分けます。天ぷらにすると最高です。
冬の間は1本の棒でしたが、何本も芽が伸びて
葉も出てきます。山菜の王様と言われ、山菜の天ぷらのおいしさは格別ですね。コシアブラとワラビで3種の天ぷらを会員で楽しみます。
5月も中頃を過ぎると木々の新緑がいっそう鮮やかになり、山がふくらんできます。そして、ホトトギスが鳴き始め、シオカラトンボも飛び始めいよいよ自然が躍動する季節です。
山の斜面のあちこちにピンク色の花を咲かせてい
ます。はっぱの色とマッチして優しさをかもし出しています。この花が里山では一番多いようです。
ビオトープの縁に植えられたカキツバタが鮮やかに
咲き始めます。その姿が水面に映り、水の中では
フナが泳いでいます。
湿地帯の木道の両側にクリンソウが咲きます。
周りのミゾソバやドクゼリなどを毎年、取ってやらないとたちまち数が減っていきます。花径が伸びると塔の上の九輪のようです。
木々も緑が深まり、雨が降ると畑のサツマイモや里芋やトウガラシも元気になります。梅雨があけるといよいよ本格的な夏の季節です。
クリの木
元気小屋の前のクリの木が花盛りです。白い毛虫のような花をいっぱい咲かせます。小さいクリの実ですが、とてもおいしいです。
ネジキ
よく見ないと花が咲いていることに気づきまん。近づいてみるとドウダンツツジによく似た花で下に垂れ下がっています。
ヒメコウゾ
花は目立ちませんが、赤い実がたくさんなって
下にもいっぱい落ちています。食べてみると
とても甘くておいしいです。桑イチゴによく
似ています。
アジサイ
入口の遊歩道の山側に会員が植えたガクアジサイが咲き始めます。1日中、日が当たらず涼しいためか
少し開花が遅いようです。でもとても鮮やかな色で
涼しさが増します。
ナツハゼ
良く見ないと実がなっていることがわかりません。
根元を見るとナツハゼのプレートが立っています。
熟するとどんな実になるか楽しみです。
ネムノキ
取り付け道路に入って少し進むと右側にネムノキが満開です。繊細な花が朝日に輝いていますが、夕方はもっときれいなようです。夜には葉を閉じす。
ウド
5月よりずいぶん大きくなり白い花をたくさん
咲かせます。ウドの大木といいますが、
大きくなったのは台風が来ると倒れます。
クライミングロープを上がって少し進んだ左手
斜面に赤い実をいっぱいつけた大きな木が
あります。実をつけるまでは木の存在に気づき
ませんが、赤い実にはっとします。
アケビ
里山の玄関の花畑の上の木に毎年アケビが
たくさんなります。実がとても大きいです。
高いところになっているのではしごがないと
とても届きません。
ソヨゴ
里山の代表的な木で10月末ごろ柄のある
小さな実が真っ赤に色づきます。
シイタケ
肉厚のとても立派なシイタケです。秋と春にでますが、雨の量や気温など天候に左右されます。。協働事業で作ったホダ木です。水をかけたり、寒冷紗をかぶせたり管理がたいへんです。
ヒガンバナ
中の畑の山側の土手に真っ赤なヒガンバナが
並んで咲きます。名前の通りお彼岸に咲きます。
少しずつ増えているようで楽しみです。
ナツハゼ
7月には緑色の実ですが、9月になると真っ黒に
熟します。採って食べてみるとブルーベリー
のような味がします。
クリ
6月にたくさんの花を咲かせていた元気小屋の
前のクリがどんどん落ちてきます。小さい実ですが、おいしいです。
ヤマウルシ
たくさん生えていますが、子ども達が触れないよう遊歩道にロープを張っています。
ナメタケ
菌を植え湿り気の多いところに木を寝させて置きます。寒冷紗をめくると見事にナメタケが育っています。おつゆや鍋に使うととてもおいしいです。